詳細
1997年5月7日、福岡ドームで西武はダイエーと対戦した。初回に2点を奪うと、2回は4点。そこからも毎回得点を重ね、8回を終えて19対0となった。最後の9回にも2点を加え、西武の得点欄には一度も「0」が入らなかった。最終スコアは21対0。得点したイニングは、1回から9回までの九つだった。
西武は29安打を放ち、先発した9人全員が安打を記録した。先発投手の豊田清はダイエーを2安打に抑えて完封。西武の得点欄はすべて得点あり、ダイエーの欄はすべて0という、対照的なスコアボードになった。安打数や得点の大きさに加え、攻撃が最終回まで途切れなかったことが、この試合の見どころだ。
「毎回得点」という言葉だけでは、得点したイニング数は決まらない。後攻のチームがリードしていれば9回裏の攻撃はなく、8回までの毎回得点でも成立する。記録集に載る阪急の1975年と1985年の試合はこの形だ。本記事では実際に得点した回を数えるため、9回すべてで得点した試合と区別する。
| 日付 | チーム | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1952年6月7日 | 南海 | 東急 | 18対4 |
| 1970年6月27日 | 阪神 | ヤクルト | 14対0 |
| 1984年6月29日 | 中日 | 大洋 | 22対7 |
| 1997年5月7日 | 西武 | ダイエー | 21対0 |
上表は出典の毎回得点一覧から、9回の攻撃があった4試合を抽出。延長戦の得点回数を網羅した一覧ではない。
おすすめチーム・試合二桁得点の最多連続試合数| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西武 | 2 | 4 | 2 | 2 | 1 | 1 | 6 | 1 | 2 | 21 | 29 | 0 |
| ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
R=得点、H=安打、E=失策。西武の得点欄で1以上となった回は9。
西武の先発オーダー
| 位置 | 選手名 |
|---|---|
| (遊) | 松井稼頭央 |
| (中) | 大友進 |
| (一) | 金村義明 |
| (三) | 鈴木健 |
| (指) | マルティネス |
| (右) | 佐々木誠 |
| (左) | 垣内哲也 |
| (捕) | 伊東勤 |
| (二) | 奈良原浩 |
| (投) | 豊田清 |
ダイエーの先発オーダー
| 位置 | 選手名 |
|---|---|
| (左) | 村松有人 |
| (遊) | 井口忠仁 |
| (右) | 大道典良 |
| (二) | 小久保裕紀 |
| (指) | 吉永幸一郎 |
| (三) | 湯上谷竑志 |
| (捕) | 城島健司 |
| (一) | 浜名千広 |
| (中) | 柴原洋 |
| (投) | ウエスト |
先発メンバーのみ掲載。指=指名打者。選手名は当時の表記。